私の好きな日本の写真家たち
私はいろいろなジャンルの写真家が好きである。このブログで順次とりあげて行くつもりだが、写真家論だけではなく、写真論にしたいと思うので、あれこれ思いつくまま書きつづることにする。日本の写真家で好きな人たちをまずまとめてとりあげておこう。
いちばん好きなのは故植田正治さんである。なんといっても独自の世界を持っていて、それがお洒落なのがいい。日本人の写真家でこれほど日本人離れしている写真を撮る人はそうはいないと思う。そして、ご本人自身もじつにお洒落だった。
お洒落と言えば、故中村正也さんもいる。中村さんの場合には女性、とくにヌードなのだが、そのシチュエーションが「野分け」以来、多岐にわたっているのがいい。故佐藤明さんの女性写真もお洒落でよかった。このお二人もちょっと日本人離れした感覚が好きである。お洒落なのは清家富夫さんもそうだが、やはり外国暮らしが長いせいだろうか、日本人離れした写真を撮る。
故林忠彦さんの作家たちの写真も好きだ。よくあれだけのシチュエーションを設定して、その作家らしい表情をとらえたと思う。そして、林忠彦さんのお弟子さんだった斎藤康一さんのポートレートも素晴らしい。いま、写真界の先輩や仲間を撮影した写真展がJCIIフォトサロンで開かれている。
故木村伊兵衛さんもやはり好きな写真家である。なにげない視線の中に、被写体の一瞬をみごとに切り取っている。ただ、例の「秋田おばこ」の写真は演出なので、ちょっとひっかかるのだが・・・。木村伊兵衛さんのお弟子さんである田沼武能さん、そして渡辺義雄さんのお弟子さんである木村恵一さんのスナップも、見事な瞬間芸であると思う。
ちょっと角度を変えると、私は渡辺克己さんとか、北島敬三さんとか、倉田精二さんとか、あるいはそえじまみちおさんのように、危ないシーンを写した写真家も好きである。その関連で言えば、文字通り生命の危険と隣りあわせで、きちんと写真を撮る宮嶋茂樹さんも好きである。
とランダムに並べてみたが、まだまだ好きな写真家はたくさんいる。須田一政さんもそうだし、大石芳野さんも好きだし、故牛腸茂雄さんも好きだった。意外と風景写真家や自然写真家が入っていないが、ネーチャーフォトでは海野和男さんが好きだ。


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